中学英語教師養成講座(Look up Lesson)
「SSTメソッド」から「Look up メソッド」へ
聞く力を中学英語の音読にびつける
日本では「小学時代は英語大好きでも、中学では大半が嫌いになる」のが普通だといわれています。中学で英語が苦手になるようでは、児童英語教育も小学校英語教育も無益です。民間の英語教室で、週1回1時間程度のレッスンでは、誰がどんな教え方をしても、児童期の5〜6年で英語を習得させることは困難でしょう。どうしても中学英語との連動・連携が必要です。
まねび学園では、児童英語(SSTメソッド)を中学英語に結びつける方法として、高能率英語トレーニング「Look Up Lesson」(Look Up メソッド)を開発しました。単に暗記するだけでなく、自ら「英語を学び取る」方法を持たせます。
Look up Lessonの進め方
T:教師 S:生徒
[ ]内=生徒のタスク(作業/学習課題)
※ 教師の号令(指図/命令) "Look up!" は、文字から目を話して(上を向いて)「暗唱せよ」という意味です。
※ Look up は原則として、1文(one sentence)、1 "Look up" で行います。
《Step1》=「音読ルックアップ」
◉ 学習のねらい:英文を音読で暗唱する
T:I speak English.[聞く]
S:I speak English.[復唱] ※復唱=教師の英語を聞いて、文字見て読む
T:Look up!(号令)
S:I speak English.[暗唱] ※暗唱=文字から目を離して諳そらんじる
《Step2》「筆写ルックアップ」
◉ 学習のねらい:筆写を加えて暗記する
T:Tom is saying something. [聞く]
S:Tom is saying something. [音読]
T:Look up!(号令)
S:Tom is saying something. [暗唱]
T:Write!(号令)
S:Tom is saying something.[筆写(書写・視写)]→教師のワンポイントコメント
※教師は生徒が筆写中に、訳や文法事項のポイントをコメント(説明・解説)する。
《Step3》=「訳ルックアップ」
◉ 学習のねらい:訳読みを加えて暗記する
T:Alice is listening.[聞く]
S:Alice is listening.[読む]
T:Yaku=訳 !(号令)
S:アリスは聴いています。[日本語訳を読む]
T:Alice is listening.[聞く]
S:Alice is listening.[読む]
T:Look up!(号令)
S:Alice is listening.[暗唱]
T:Write!(号令)
S:Alice is listening.[筆写]→教師のワンポイントコメント
《Step 4》=「ひとり・ルックアップ」
◉ 学習のねらい:生徒ひとりでルックアップする(独習)
S:Alice went down the hole. [英文を音読する]
S:Alice went down the hole. [読めたら暗唱する(Look upする)]
S:Alice went down the hole. [暗唱できたら筆写する]
※音読・筆写ができるようになった生徒はひとりLook upで家庭で独習できる。
※Look upは、ひとりで中学英語を覚えることのできる学習法です。
《Step 5》=「チェック・ルックアップ」
◉ 学習のねらい:教師のチェックの下でルックアップする。
S:Be careful then, said Alice.[英文を音読 ・暗唱する 。暗唱できたら手を上げる]
T:"Look up!"(号令) [教師は手を上げた生徒を指し"Look up! と号令する]
S:Be careful then, said Alice.[生徒は暗唱する]
T:"Write! " (号令) [生徒の暗唱を確認 して " Write!" と号令する]
S:Be careful then, said Alice. [生徒は筆写して、スペルをチェックする]
※教師のチェックで確実に暗唱・暗写できるようになります。
《Step6》=「イメージ・ルックアップ」
◉ 学習のねらい:訳読みを加えて暗記する
T:The boy is cupping his hands.[聞く]
S:The boy is cupping his hands.[読む]
T: Image !(号令)
S:目を閉じて.... [英語の意味をイメージする]
T:The boy is cupping his hands.[聞く]
S:The boy is cupping his hands.[英語の意味をイメージしながら読む]
※絵や写真を参考にイメージの仕方について、事前に説明しておきます。
Look up Lessonの組み立て
● 教材は公立中学の教科書
● 原則として学年別クラス編成
● 授業は、週2回、1回60分ていど
● 教師はど発音のいい人が望ましい
● 生徒数はクラス8〜10人
( 40から50人でもLook up Lesson は可能。但し、生徒数が多い場合アシスタントをおく )
● 生徒に準拠音声教材を持たせる(家庭学習用)
● 教室にCD or テ−プレコ−ダ−を置く
Look up Lessonのを支える基礎学習
中学前(小学5・6年生)に準備学習しておく
〈リスニング〉(授業時に)
● 原則として全課を通しで聞く。
● 前半・後半に分けて聞く。
● 1学期分毎に聞く(1学期/2学期/3学期)
※1〜2課だけ聞くことはしない。
〈音 読〉
● 教師またはCD/テープの後について音読する。
● シャドウイング(Shadowing practice)する。
● 教師・生徒が一斉に音読(Choral reading)する。
※教室に響く声で音読する。
〈筆写〉
● アルファベットの大文字を15〜20秒で書く練習
● アルファベットの小文字を15〜20秒で書く練習
● 各課の本文を正確に速く筆写する(書き写す)練習
基礎訓練から高速訓練へ
★スピードと脳の働きは密接に関係がある。
● 速聴にチャレンジ
*再生スピード調整できるテープレコーダを使用。ウオークマンで速聴テープを作る。
● 速写競争にチャレンジ
● 速音読競争にチャレンジ
【速聴のメリット】
● CD/テ−プがペ−スメ−カ−になって引っ張ってくれるので気分的にラクに聞ける
● リスニングに集中できる
● リスニングのための時間が少なくて済む
● アクセント、イントネ−ション、リズムなど英語の音の大局的な特徴がつかめる
● ナチュラルスピ−ドの聞き取りが容易になる
● 速読にも早く慣れる
立ち止まって教える Look Up Lesson
Look Up Lessonは主に英文の暗記を学習の目標としますが、次の2つの方法で訳や文法事項を簡潔に説明することもできます。
【1】「筆写ルックアップ」「訳ルックアップ」のとき、生徒が英文筆写中に、教師はそっ と訳や文法事項のポイントを説明します。→教師の「ワンポイントコメント」
【2】授業を少し中断して、訳や次のような文法事項のポイントを簡潔に説明します。
〈訳のポイントやテストで出やすい語句などの説明が中心になります〉
* アクセントでよく出る(interesting, pocket, library.....)
* スぺリングでよく出る(fifth, ninth, knife...)、
* 同音異義語でよく出る(our→hour, see→sea, right→write.....)
* 反対語でよく出る(long → short, good → bad, early →l ate....)
* 複数形でよく出る(child → children, woman → women, knife → knives..)
* 関連語でよく出る(uncle → aunt, son → daughter, father → mother.....)
* 比較級、最上級などでよく出る (good- better - best, many - more - most,
pretty - prettier - prettiest,
interesting-more - interesting- most interesting......)
* 活用変化でよく出る(see- saw- seen, know - knew - known.....)
* 派生語でよく出る(country = 国/田舎, study = 勉強/書斎..)
※文法事項の説明の仕方
● 板書する。プリントを渡しLook upする(難しい文法解析や説明はさける)











